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★以下の雑文は、HP「JEWELRY AYA」の「店長からのメール」に掲載したものです
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■2003年1月4日(土) 「新年を迎えて」 |
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4日間の正月休みもアッという間に終わって、本日が仕事始めである。
尤もその4日間さえ、私は自宅で溜まった仕事の整理に追われていて、休みどころではなかったのだが、それでも新年を迎えたという感慨で身の引き締まる思いがする。
思えば半年がかりで作り上げたホームページをサーバーにアップして、インターネット通販に乗り出したのが昨年の正月だったから、あれから丁度1年経った訳だ。
それにしても、慌しい一年であった。
何しろ、インターネットどころかメールさえ出した事もない超初心者が、見よう見まねで何とかここまで来られたのだから…
昨年10月に「楽天市場」に出店してから、その慌しさは一気に加速したように思える。
そんな訳で能力に限りのある私にとっては、今や習性みたいになった残業でしのぐしかなかったのだ。
現に正月明けだというのに、早くもこのメールを残業して書いている始末。(メールマガジンも本当は今日送信したかったのだが、止む無く明日に延期)
それでも、最初は開店休業に等しい状態だったのに、最近徐々に注文も増えてきて有難い。
中には高額の商品を何度も注文してくださるお客様も現れて、本当に感謝しております。
ご期待に応える意味でも、満足していただけるショッピングサイトを目指して、今年も頑張ります。
この一年がさらに慌しい年になることを、むしろ念じつつ…
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■2003年1月17日(金) 「寒い冬」 |
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今年の冬は寒い。
尤も、地球温暖化で暖冬に慣れっこになったのでそう感じるためかもしれないが、それにしても、一際寒いように思える。
寒い冬は嫌だ。気持ちまでかじかんでしまいそうだ。
当店は自動ドアーもない路面店で営業しているので、エアーカーテンを突き抜けて寒風が吹き込んでくる。
当然、店のスタッフは全員冬が大の苦手である。
私は北海道育ちなので、冬は平気なはずだが、何しろ11歳の時に東京に出て来たので、その頃の感覚はすっかり忘れてしまった。やはり、冬は苦手で、一番好きな季節は夏である。
高村光太郎という詩人は冬が大好きだったそうだが、自ら進んで過酷な状況を追い求めるストイックな姿勢が、逆にこのような季節を好んだのだろう。
犬を飼っているが、夏はクーラー、冬は暖房の行き届いた室内で飼っていたため、すっかり季節感が狂ってしまったようだ。
真冬だというのに、今頃盛んに毛が抜け出して、梳いているいる内に見るも無残な姿になってしまった。
それでなくても、昨年乳腺ガンと子宮蓄膿症の2度の大手術から回復したばかりの、14歳の老犬である。
今まで道でコートを着た犬に行き交うと、「動物愛護だか虐待だか解からない」などと陰口をたたいていたものだが、肺炎などを起こされては閉口だから、慌てて家内にそのコートとやらを買いに行かせることにした。
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■2003年4月4日(金) 「近頃私は…」 |
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常々ページを更新する時など、画像を加工し、商品ページを作り、商品登録をしてと、それまで順調に進んでいた作業が商品説明を加える段になると、遅々として進まなくなってしまう。
適切な言葉が思い浮かばないのだ。結局、「斬新な」だとか「超可愛い」だとか、決まりきった言葉の羅列になってしまって、我ながら語彙力の貧困さが痛感されて、つくづく嫌になってしまう。
(何分にも、50過ぎのオジンがピアスの説明文を書いているのであるから、その点悪しからず)
そんな折、娘のファッション誌に次なる一文があるのを見つけ、参考になればと思って書き留めた。
近頃、私は
□ シックなのに ゴージャス
□ エレガントでいて カジュアル
□ クールだけど セクシー
□ カッコイイのに カワイイ
□ そういうひと。 わかる?
「セーコー・ルキア」のコピーであるが、上手いと思った。
ところで、近頃、私は
□ 苦労して画像を載せても 店で売れてその削除に追われ
□ 誠心誠意やっていても きつーいクレームを頂戴して
□ オークションに出品しても 赤字続きで
□ これも宣伝のためと自分を納得させても 周囲から冷笑されて
□ ネット通販に打ち込む程 店頭の売り上げが落ちて
□ 忙しくなるほど 生活が苦しくて
□ 今とってもメランコリー わかる?
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■2003年5月2日(金) 「コンピューターウィルス」(前) |
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先日の事。いつものようにページの編集をしようと、楽天市場の画面に向かうと、「パスワード変更の時期です。変更しないと編集できません。」との注意書きが現れた。
慌てて、パスワード表を片手に新しいパスワードを考え出して、無事ログインできたのだが、この事が久しく忘れていた、半年程前のある小事件を思い出させた。
当店では連絡用に、たった1種類のメールアドレスしか使っていない。そして、そこで送・受信するメールは「ニイフティ」にウィルス・チェックさせている。
当然、当店が受け取るメールは至極安全なものであると、思い込んでいた。
それが、そのウィルス・チェックを掻い潜って、ある時ウィルスが闖入した。
闖入したというのは、念のためと思ってPCに入れていたワクチン・ソフトが警告を発したので、解かったのである。
幸い、難はなかったのだが、それからは日に4〜5通のウィルス付メールが舞い込む。
警告が出る度に、何かおぞましいものを始末するかのように、このウィルス付メールを削除した。
最初、「獅子鍋」などと人を食った件名で送りつけて来たメールも、効果がないと思ったのか、1週間後にわざとらしい「Worm」なる件名のメールを最後に、ぷっつりと送って来なくなった。
その時、「これは油断がならないな」と感じたのは、パスワードを解読されたようだったからである。(件名にパスワードの一部が書かれていた)
それから、直ちにパスワードの改造に着手した。3種類の暗号の系列からなるパスワードを考え出し、登録してあるサイト毎にその組み合わせを変えることとした。
お陰で今では、パスワード表無くしては、考え出した当人でさえ到底解からない代物になっている。
(以下次回へ続く)
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■2003年6月6日(金) 「コンピューターウィルス」(後) |
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一体何者がそんな事をするのか?と、そのウィルス付メールのヘッダを開けて調べてみた事がある。
すると、何とそれらのメールは別々のメールアドレスを使って、真夜中の3時頃に送信されているのだ。
怖いですねぇ。恐ろしいですねぇ。人が寝静まった夜更けに、目を爛々と輝かせて、何やら作業をしているその姿。想像しただけでもゾッとしますねぇ。
これら犯人は私の診断によると、全て根暗なパソコン・オタクである。成熟した女性との付き合い方も知らぬロリコンであるから、現在恋人もいない。
有り余る才能を持ちながら、建設的な事には興味を示さぬ病人であるから、徒にその才能を浪費するばかりである。
尤も、この間テレビで建設的ハッカーなるものの集会を取材していた。
「建設的ハッカー」とは、ハッカーの立場からその手口を公開して、防止策を提言する者ということであった。
(この矛盾した不可解な者とは、およそ善玉のコレステロール的存在であるのか?)
いずれにしろ、その埋もれている才能を惜しいと思うから、この私奴がここで一喝して、その目を覚まさせてやろう。
この大馬鹿者。ど阿保。間抜け。愚か者よ。イカレポンチ。オタンコナス。スットコドッコイ。奇人。変態。ハンカクサイ。チョー・ムカツク…
どうだ、未だ未だあるぞ。未だ未だあるけど、スペースの関係上、今日のところはこの位で勘弁しといてやろう。
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■2003年7月4日(金) 「間延び」 |
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この「店長からのメール」のスペースは、大体全角で600字〜800字位である。他のコーナーとのバランスもあるから、それ以下でもそれ以上でもいけない。
毎月1回トップページを刷新する時に、新たな題材で書き換えるようにしているが、これが中々大仕事である。
書きたい事が沢山ある時は、できるだけ言葉を削って書く。どうしても書ききれない時は連載にする。
しかし、これなどは未だいい方で、問題は書くことが無い時なのだ。
こんな時は、できるだけ引き伸ばした言い方で、改行を重ねて書く。当然間延びした文章になるが、それでもスペースは埋まらない。
もういい加減年で、動脈硬化を起こしかかっている頭である。次から次へと好都合に発想なんて湧いてくる筈なんてないのだ。
正直いって、月に1回このコーナーを書き換えるのが苦痛になってきた。
一度投稿を募集するコーナーを設けた事ががある。
600字〜800字位の作品を投稿してもらって、優秀作品はこのコーナーで発表し、当店商品券1万円也を授与する。
これこそ、ホームページをも活性化する、一石二鳥のグッド・アイデアだと思ったが、半年経っても誰一人投稿する人も現れず、しぶしぶ、このコーナーは閉鎖した。
世の中、考えたようには上手くいかないものだと思った。
こんな事をダラダラ書いている内に、どうやらスペースも埋まったようだ。
ヘィ、お後がよろしいようで…
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■2003年8月1日(金) 「ミステリー」(前) |
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ごく最近あった話であるが、真夜中に一通のメールが届いた。
内容は、「商品番号○○○○の、K18WG白蝶貝オニキスブローチ¥29800に注文が入りました」という、自店ホームページからの、注文を知らせる自動配信メールである。
翌朝出勤した私は、いつものようにバインダーからその注文品のファイルを取り出そうとした。そして、ハタと困惑してしまった…。注文品のファイルが無いのである。
何かの間違いだろうと思って、今度はホームページから検索する事にした。
先ず、ブローチのページを調べてみた。しかし、白蝶貝やオニキスのブローチはあっても、価格がもっと高くて、逆に¥29800のブローチは素材の違う、全く別種のものであった。
念のためと思って、ペンダントとか他のページも隈なく調べてみたが、該当する商品は、何処を探しても影も形も見当たらないのである。
「ホームページに載せていない商品に、注文が入った…」まるで、キツネにつままれたような、気分である。
しばらく、ぼんやりと考え込んでいた。そして、ふと昨年の年末頃の事を思い出した…。
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■2003年9月5日(金) 「ミステリー」(後) |
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昨年の年末頃、可愛らしいパンダのブローチを売ったことがある。あれが、確か29800円位の価格ではなかったか?
今度は上部のURL窓に、商品番号を見て、直接商品ページのアドレスを打ち込んでみた。(商品番号からファイルNoが解かるのである)
現れたのは、正しくオニキスと白蝶貝を素材にした、29800円のパンダのブローチである。商品番号も間違いない。
これは、昨年末売れた時点で上層のページからのリンクを解除して、「買い物かご」に触れないようにしてあるのだが、その後更新しなかったため、ページがそっくりそのままサーバーに残っていたものである。
きっと、何かを見たのに違いないと、各検索エンジンの検索窓にキーワードを打ち込んでみて、更に謎は解けた。「白蝶貝オニキスのブローチ」で真っ先に、「パンダのブローチ」で4番目に問題のページが出てくるのである。(7月頃の話で、現在は載っていません)
そういえば、以前店頭に馬のペンダントを買いにいらしたお客様があった。この方もやはり、「馬のペンダント」をキーワードに検索して、当店を見つけられたという話である。
こんな事があってからは、商品ページを作成する時は、商品の特徴となる言葉を注意深く文中に盛り込むようにしている。
インターネットのような媒体においては、商品が、いつ・何処で・どのような人の目に留まるか、皆目見当が付かないからである。
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■2003年10月3日(金) 「赤い羽根」 |
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店に通うのにバスで高円寺の駅に着くと、子供達の「赤い羽根募金」の声が聞こえた。
私は毎年この声で10月に入ったことを知る。そういえば一頃の暑かった日差しも和らいで、秋の気配を感じるようになった。
私はいつも地元の吉祥寺で寄付をすることにしているので、高円寺の子には申し訳なかったが、そのまま電車に乗った。
私が子供の頃は10円位だった赤い羽根も、今では500円位が相場のようだ。(もちろん、今でも幾らでもよいのであるが)
財布をみると、あいにく500円玉が無かったので、私は家内の分と2本買うことに決めた。
相場が上がった訳でもあるまいが、最近寄付をする人の姿をあまり見かけなくなった。せめて年配の人でも買ってあげればと思うのだが、皆素知らぬ顔で素通りしている。
吉祥寺駅に着いた。ところが、子供達の声が全然聞こえない。最初、私は吉祥寺では募金をしていないのかと思った。
しかし、駅を出るとそんなことはない。子供等はいるにはいるのだが、寄付をする人がいないので、無駄話に興じている。
私は当初の予定通り、千円札を出して、赤い羽根を2本受け取った。
昨年もハッキリと感じたことであるが、子供達は寄付をする人が現れると、モチベーションが上がり、またやる気が出るのである。
私が立ち去ると同時に、それまで諦めたように声をかけることを忘れていた子供等が、また一斉に声を張り上げ始めた。
清々しい秋気の中、その声を後ろに聞きながら、私は千円でえらく得をした気分になった。
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■2003年10月31日(金) 「空 白」 |
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ついに、恐れていた事が起こりました。頭が動脈硬化を起こして、完全にネタ切れになりました。
この辺りの詳しい説明は、「こちら」 をご覧ください。
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■2003年11月28日(金) 「コンピューターウィルス」Part2 |
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以前にもコンピューター・ウィルスについて書いた通りだが、当店ではたった1種類のメールアドレスしか使用していない。
そして、そこで送・受信するメールは全てニフティにウィルスチェックをさせている。
そのせいか、当店のコンピューターは巷で言われている話に比べて、かなりクリーンな環境にあると思う。
しかし、それでも時としてウィルスの波状攻撃を受けるのは避けられない。
朝出勤して、受信トレイのメールの数が異常に多いので開けてみると、案の定、一夜にして押しかけたウィルス付メールの大群である。
それにしても、ディスプレーの上から下まで何十となく、クリップマークが並ぶのは、実に壮観な眺めである。
ニイフティにウィルスを抜き取られているので実害は無いのだが、それでも慎重にすべてを選択し、一網打尽にゴミ箱行きと相成る。
何十となく、或いは何百となくウィルス付メールが舞い込もうと、所詮犯人は一人である。恐れるには当たらない。
そして、相手はこんなことにしか情熱を燃やせない暇人であるが、攻撃対象は無数にあって、こちとらばかりに構ってはいられない。
ある日突然、「昨日までの鼠の大群は何処へ行ったのか?」というが如く、ほぼ数日にて沈静化するのを常とする。
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